医学・人体のサンプル問題
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問題 1
難易度: 入門(小学生レベル)
ご飯をよく噛んでいると甘みが増してくるのは、口の中で食べ物が細かく分解されているから。このように、食べ物を体が利用できる形に細かく分解する一連の過程を何というでしょう?
- 消化
- 吸収
- 代謝
- 分泌
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正解: 消化
噛み砕く・胃がこね混ぜるといった動きも消化の一部で、酵素による分解(化学的消化)と区別して機械的消化と呼ぶ。ご飯が甘くなるのは、唾液の酵素がでんぷんを糖に分解し始めているからで、これは化学的消化にあたる。吸収は分解された栄養が血液やリンパに取り込まれること、分泌は唾液や胃液が作られて出てくること、代謝は取り込んだ栄養をエネルギーとして使ったり蓄えたりすることで、いずれも分解そのものを指す言葉ではない。
TIPS
「消化=分解」「吸収=取り込み」「代謝=利用」と覚えると、食べ物の行方が追えます。
問題 2
難易度: 初級(中学生レベル)
赤血球の中にあり、鉄を含む部分で酸素と結びついて、肺から全身へ酸素を運ぶタンパク質は何でしょう?
- フィブリノゲン
- ヘモグロビン
- アルブミン
- グロブリン
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正解: ヘモグロビン
一酸化炭素は酸素の200倍以上も強くこのタンパク質に結びつくため、わずかな量を吸うだけで酸素が運べなくなり中毒を起こす。ヘモグロビンは鉄を含むヘムという部分で酸素と結びつき、酸素の多い肺では結合し、酸素の少ない組織では離す。アルブミンは血漿タンパクの主成分で水分の保持や物質の運搬に、グロブリンは抗体などとして免疫に、フィブリノゲンは血液の凝固に関わり、いずれも酸素は運ばない。
TIPS
ヘモグロビンの「ヘム」は鉄を含む部分で、鉄が酸素と結合することで赤く見えます。鉄不足で貧血になるのはヘモグロビンが作れないからです。
問題 3
難易度: 中級(高校生レベル)
細胞内で酸素を使って糖などを分解し、ATPをつくり出す細胞小器官は何でしょう?
- 葉緑体
- 核
- ミトコンドリア
- リボソーム
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正解: ミトコンドリア
ミトコンドリアのDNAは受精のときに精子由来のものがほぼ残らないため、原則として母親からだけ受け継がれる。ミトコンドリアは酸素を使って糖などを分解し、ATPというエネルギー物質をつくる細胞小器官で、筋肉や脳など活動量の多い細胞ほど多い。独自のDNAを持つのは、もともと細胞に取り込まれて共生した細菌に由来すると考えられているためである。葉緑体は植物で光合成を行う器官、リボソームはタンパク質をつくる場所、核はDNAを収める場所である。
TIPS
『ミトコンドリアは発電所』と覚えると、エネルギー産生の役割が記憶に残ります。葉緑体は植物だけにあることも区別のポイント。
問題 4
難易度: 中級(高校生レベル)
暑い日に体温が上がりかけると、脳のある部位が発汗や皮膚の血管の拡張を指令する。自律神経のこの最高中枢はどこでしょう?
- 延髄
- 視床下部
- 小脳
- 大脳皮質
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正解: 視床下部
かぜで熱が出るのは、体が病原体と戦うために体温の設定値そのものを引き上げるからで、悪寒で震えるのは新しい設定温度まで熱を作ろうとしているためである。この設定を持つのが間脳の視床下部で、体温・食欲・睡眠・水分バランスなどを一定に保つ司令塔として、暑ければ発汗や血管拡張、寒ければ震えや血管収縮を指令する。延髄は呼吸や心拍の中枢、小脳は体のバランスと運動の協調、大脳皮質は思考や言語を担う部位で、体温や食欲を統合する最高中枢ではない。
TIPS
「視床下部はサーモスタット」と覚えると体温調節の中枢という役割が記憶に残ります。
問題 5
難易度: 初級(中学生レベル)
成人の体重のうち、水分が占める割合はおおよそ何%でしょう?
- 約60%
- 約80%
- 約40%
- 約30%
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正解: 約60%
脂肪組織は水分が少ないため、同じ体重でも体脂肪の多い人ほど体の水分の割合は低くなる。成人では体重の約60%が水分で、細胞の中の液(細胞内液)と、血液や組織液などの細胞外液に分かれ、栄養の運搬や体温調節、老廃物の排出を担う。新生児は約75〜80%と高く、加齢とともに下がって高齢者では50〜55%ほどになる。約80%は新生児に近い値、約40%や約30%は成人の平均としては少なすぎる。
TIPS
成人は『60%』、新生児は『75%』と覚えると年代別の違いが鮮明です。加齢で脱水リスクが高まる理由の基礎です。
問題 6
難易度: 入門(小学生レベル)
牛乳や小魚に豊富に含まれ、骨や歯を硬く丈夫にするはたらきをする、骨の主要ミネラルといえば何でしょう?
- 鉄
- ナトリウム
- カルシウム
- カリウム
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正解: カルシウム
骨は一度できたら終わりではなく、古い骨を壊す破骨細胞と新しい骨を作る骨芽細胞によって、大人になっても絶えず作り替えられている。その材料の中心がカルシウムで、骨の無機質の大部分はカルシウムとリン酸の結晶(ハイドロキシアパタイト)でできている。鉄は赤血球のヘモグロビンに必要なミネラル、ナトリウムとカリウムは体液の量や神経・筋肉のはたらきに関わるミネラルで、骨を硬くする主役ではない。
TIPS
牛乳・小魚・大豆にカルシウムが多く含まれています。成長期にしっかり摂ると骨が丈夫になります。
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